丸百桝屋酒店[②]

文花堂

2021年11月29日 08:19



17代目 袴田 国博さんに
丸百桝屋酒店の歴史をお伺いしました!



昔から造り酒屋だったこのお店。

二俣町では目立って賑わっていたそう。


歴史は江戸時代前から続き、
既に200年以上続いていらっしゃいます。


遥か昔、1754年(宝暦4年) 当時の5代目
袴田 喜長(はかまだ よしなが)さん

この方、二俣の町を救った凄い方なんです!


当時、二俣川の河口(現在のすずかけ病院手前)
に巨大な岩山があり、天竜川へと流れ込んでいた水は、大雨の度に逆流し、氾濫を繰り返していました。

そこで、喜長さんは立ち上がり
私財を使って岩山を壊す計画をされました。

当時の絵図が残っています 
↓ ↓





工事は25年にも渡りました。。。


喜長さんと協力し
工事に携わった方々は
4千人以上もいらっしゃいました。



岩山が無くなり、流れが整備された後は

水害で悩まされる事もなくり

平和な二俣町になったそうです!





喜長さんは75歳で亡くなりましたが、
今でも年に一度、慰霊祭が行われます。



たった9年しかこの土地を知らない私。


同じ土地を何百年もかけ愛し、

同じ土地を世代を越えて守る事

そして、世間がどう変わろうと

お客様を愛し、繋がりを大切にされ、

次の世代へ繋げて行く。。。

そんな姿に感動させられました。



『丸百桝屋酒店』

これからも、変わらない
活気溢れる姿を見せて下さいね!

              小野寺

関連記事